ブルワリー訪問ブログ Vol.4 in ニューヨーク:Rockaway Brewing Company
ブルワリー訪問ブログ in ニューヨークVol.4:
ROCKAWAY BREWING COMPANY
住所:46-01 5th Street, Long Island City Queens, NY, 11101
最寄駅:Vernon Boulevard – Jackson Avenue (地下鉄7番線)
ホームページ: http://rockawaybrewco.com/
【タップルーム営業時間】
月曜:17:00-21:00
火曜:休み
水曜:17:00-21:00
木曜:15:00-21:00
金曜:15:00-22:00
土曜:12:00-24:00
日曜:12:00-21:00
※各SNSではここで紹介しきれなかった写真もいっぱいアップしてますので是非チェックしてみて下さい!アメリカのクラフトビールの最新情報も随時更新しています!
ニューヨークのマイクロブルワリー巡り3件目はここ、ROCK AWAY BREWING COMPANY。2件目のブルワリーとして紹介したBig Alice Brewingの徒歩圏内にあります。同盟関係にあるのか前回紹介したこのリーフレットにも載っています(右から2つ目)
Vernon Boulevard – Jackson Avenue駅を出ると何やらオシャレな街並みが広がっています。教会みたいな建物はまさに教会で、St. Mary's Roman Catholic Churchという教会。いちいち絵になる街並みがニューヨークの1つの魅力でもあります。
駅を出て歩く事数分、真っ赤な入口を発見!めっちゃ目立ってる。レンガの壁にもふんだんに絵がかかれていてもはや外観からすでにブルワリー離れした異世界の雰囲気が感じられます。
とてもブルワリーとは思えない、まるで子供向けの絵本屋さんかのようなピースフルで幸せいっぱいのほのぼの壁画。一見しただけではここがブルワリーであることはまず想定不可能であろう。入口の横には出荷を控えたケグが山積み。真っ赤なドアには営業時間がペタ!シンプルなのですがなぜかカッコよく見えますよね!微妙に営業時間が違うのは何かきっと意味があるはず。ニューヨークっぽいっすね!外観のレポートがいつも細かくてすみません!
中に入るとこそこは外壁の絵からは遠く似つかないシュールな大人の空間。
ちょうどその日はブルワリーのツアーの日だったので、丁度スタッフによるアナウンスが始まったところ。そこにはスタッフを見つめ「あれ、絵本は?」と言わんばかりの1人の少女。この子の将来が楽しみです。
スタッフによる丁寧なブルワリーツアー。実際に使っているホップや酵母、設備、クラフトビールの説明も実際に触ることのできる距離で行われ、とても充実していました。(ビデオにおさめたのですがまだ編集中のため後日UPします!)
ブルワリーと店内を隔てるドアは半壊状態ですが、ここはニューヨーク。半壊したドアですらモダンに映ります。ドアの上のサインは「NOW BREWING」だったらもっと良かったのにな!十分カッコいいですが!ツアー後、ようやくテイスティングセットを注文。ちなみに写真のポテトチップスは食べ放題です!
左から・・・
ORIGINAL ESB 6.4%
BEACH HEAD 4.7%
1875 PALE ALE 6%
ROBUST PORTER 7.3%
これで7$とはかなりリーズナブル。やはりブルワリーツアーの直後に色々と背景を知ってから飲むクラフトビールの味は格別です。どのクラフトビールも本当においしい!
『どれも本当においしいです!ブルワリーツアーも本当に面白かったです♪そもそも、クラフトビールを造ろうと思ったきっかけは何だったんですか?』
『最初はまぁ、趣味として造ってたわけよ。』
『なるほどね!売ったりもしていたんですか?』
『趣味ながらも販売はしていたが、結局ホームブリューの設備代とかもろもろ入れたら利益なんてこれっぽっちも残らなかった。』
『(きっとすごい苦労した時期があったに違いない)』
『でも飲んでくれる周りのみんなが俺のビールをすごく気に入ってくれてな!本格的にビジネスにしてみようっと思ったのさ!』
『趣味の領域を超えたわけですね!ファンの後押しで一歩踏み出す。何かいいですね!』
『広さだって最初はこのタップルームのスペースだけだったんだぜ?今ではブルワリーを隣の部屋に増設出来てるけどな!あとは俺達スタッフのみんなはビールがマジで好きだったってこともあるかな!色々な物を使って試行錯誤してビールを造るのが大好きなんだ。』
『そうだったんですね!いあやぁ~やっぱりマイクロブルワリー程、設立の裏には大きな歴史がありますね!』
『ははっ!ありがとよ!』
『すみません、あと1点だけ聞かせて下さい!日本のビールについてどう思いますか?』
『日本のメジャーなメーカーの名前をいくつか言ってみてくれるか?』
『サッポロ、アサヒ、キリン、サントリーが大きな会社としてはありますね!』
『サッポロは飲んだことあるな!普通に美味しかったよ。軽くて飲みやすい。あとはよく日本食に合う印象かな。正直言えばあんまり俺の記憶に残る味ではなかったかな。俺達はなんせエールビールをよく造ってるからなぁ。でももっと色んな日本のビールを飲んでみたいとはいつも思ってるぜ!』
『ありがとうございます!いつか日本からも輸出出来たらと思っています!その時はまた連絡しますね!』
まとめ
趣味から始めてマイクロブルワリーを起業する人が多いと言われるアメリカだが、ニューヨークでここまで成功する例も稀であろう。設立の経緯やブルワリーツアーを体験してから実際に味わうビールは本当に何とも言えない深みがある。利益と経費が相殺される中でも造り続けた力強さとあくなきビールへの探求心が成功を呼んだに違いない。外観の絵本屋さんみたいな絵からは想像もつかないくらいのドラマがここにはつまっている!
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