アメリカのクラフトビールのブログ

(Scroll down for English)
アメリカよりクラフトビールの最新情報&レビューをお届け!日本にはまだ輸入されていないクラフトビールの情報からアメリカのブルワリーの様子など現地より直送します!その他アメリカの旅行情報、文化など現地在住の日本人の目線からお伝えします!


<こだわり>
★アメリカ在住のビール大好き日本人がブルワリーに足を運び厳選!

★お馴染みのブランドから店頭に並ばない小規模のブルワリーにも着目!自分好みのクラフトビール見つかります!

★アメリカのブルワリーからお客様のお手元に届くまで完全冷蔵輸送!

詳しくはWebで!
http://cowboycraftjapan.com/


What's better than a cold, refreshing craft beer?

How about multiple cold beers... at your doorstep... every single month?!
It may sound too good to be true, but we enjoy a challenge. That's why we're in the process of communicating with some of the best West Coast breweries to bring you American craft beers that you can't find anywhere else in Japan.

Information on the beers/breweries, tasting notes, and occasional bonus material for subscribers (messages from the brewers, etc.)

See the website for details.
http://cowboycraftjapan.com

ブルワリー訪問ブログ Vol.3 in ニューヨーク:Big Alice Brewery

ビックアリスブリューイング

ブルワリー訪問ブログ in ニューヨークVol.3:

Big Alice Brewing

住所:808 43rd Rd Long Island City, NY 11101

最寄駅:Court Square-23 St Station (地下鉄E線、G線、M線)

ホームページ: http://bigalicebrewing.com/

 

※各SNSではここで紹介しきれなかった写真もいっぱいアップしてますので是非チェックしてみて下さい!

cowboycraft facebook     cowboycraft twitter    cowboycraft instagram

 

ニューヨークのマイクロブルワリー巡り2件目はここ、Big Alice Brewing

マンハッタン島から東に電車で約10分、ロングアイランドシティに位置するこの一体は

何件ものブルワリーが軒を連ねる、クラフトビール好きには有名なエリアです!

中でも、Big Alice Brewing、LIC Beer Project、Rockaway Brewing Co、Transmitter Brewingのブルワリー4社は仲がいいとのことで各店舗にはこんなチラシもおいてあるくらい↓

地域とクラフトビールの結びつきは本当にアメリカでは進んでいます。

Long Island City Brewery Tour

もちろん全部徒歩圏内です。

 

Court Square-23 St Stationで地下鉄をおり歩き始めることわずか7分!道の真ん中に看板を発見!

 

「ビール➡」

 

わかりやす過ぎる。

緑色の扉が目印です!レンガの建物に緑が映えてとってもメルヘンな感じです。

もしかして不思議の国のアリスから名前の由来きてるのかな。


Big Alice Brewing

Big Alice Brewing

中に入るとナノブルワリー(マイクロより小さめのブルワリー)と自身で言うだけあり、

かなりアットホームな雰囲気♪店内のお客さんとスタッフと全員で一体となって会話して盛り上がる感じ!

とっても和気あいあいとしている雰囲気です。

タップルームとブルワリーの仕切りは当たり前のようになく、誰でもブルワリー内に入れます。

というか犬でも入れます。笑 流石アメリカのブルワリー。

そして、店内の片隅にはなんと【地球の歩き方】が!

ニューヨークのオススメクラフトビールのブルワリーとして紹介されていました!

千鳥足で歩くってことか?

Big Alice Brewing

部屋の天井隅をぐるっと見渡す感じでタップリストが書いてあります。

店内もレンガを基調としていてとっても温かい感じです!ティーシャツや小物も色々揃ってます!

 

Big Alice Brewing

早速テイスティングセットを注文。これが結構な量で出てきます♪

  • Sweet Potato Farmhouse Ale 6.6%
  • Galena Single Hop Blended Sour 5%
  • Peppermint Stout 6.6%
  • Jalapeno Rye 8.2%
  • Sour One 5.3%
  • Sour One Pineapple Cask 3.8%

Big Alice Brewing

これだけあって15$とはかなりリーズナブルな価格帯。

ワンちゃんも羨ましそうにこちらを見つめます。

「この大きさ、おそらく成人年齢には達しているだろうけど我慢してね♪」

サワー系を得意とし、パイナップルやハラペーニョなど奇想天外なクラフトビールも多種タップで揃えています。

ここに来たらまずはこのセットを頼めば間違いなしです!

 

cowboycraft

『どうも初めまして!本当に色んな味のクラフトビールがありますね!

日本ではあんまり見ない味です!ところで日本のビールって飲んだことありますか?』

 

 

Big Alice Brewing 

『サッポロってやつ飲んだっけな。サッポロって日本のだよな?』

 

 

cowboycraft 

『そうです!日本のクラフトビールでは何か飲まれたことありますか?』

 

 

Big Alice Brewing 

『常陸野が好きだな!中でもスウィートスタウト、レッドライスエール、エキストラハイは美味しいと思うな』

 

 

cowboycraft 

『常陸野ってニューヨークでも人気なんですね!確かに海外展開に力を入れてる日本のクラフトビールです。

もう1つ、ここのブルワリーのこだわり、他と違う点と言えば何が挙げられますか?』

 

 

Big Alice Brewing 

『俺達は他と比べるとかなり創作的で冒険心があるクラフトビール造りをしている点かな!

色々な味に挑戦するのが好きなのさ。だからインパクトがあり、主張が強い食材を使うようにもしている!』

 

Big Alice Brewing

cowboycraft 

『だからハラペーニョとかパイナップルとか「何っ?!」って思うクラフトビールが多く揃っているんですね!』

 

 

Big Alice Brewing 

『あとは料理をするようにビールも造るように心掛けているとこかな。

「これ入れたらどうなるのかなぁ~」とか考えるとワクワクするよな!』

 

 

cowboycraft 

『何か毎回来るのが楽しみになりますね!近所に住んでいる人が羨ましいです!

またニューヨークに来た時は絶対寄らせてもらいます!』

Big Alice Brewing

 

まとめ

「ビール造りは料理と同じ。」

珍しい材料を後先かまわず挑戦できるのは小回りの利くマイクロブルワリーのいいとことろである。

にしても個人的にハラペーニョは本当にオススメしたい。あの独特な辛味がしっかりと味に生きている。

パイナップルも是非飲んで欲しい。甘味の中にもしっかり麦の味や香りが残り、後味もまったくしつこくない。

ワンちゃんも入り浸りたくなるのは納得のオススメブルワリー!

 

その他アメリカのクラフトビールに関するブログも是非読んでみて下さい!

ブルワリー訪問ブログ Vol.2 in ニューヨーク:Chelsea Craft Brewing Company

ブルワリー訪問ブログ in ニューヨーク

ブルワリー訪問ブログ in ニューヨークVol.2:

Chelsea Craft Brewing Company

住所:463 East 173rd Street, Bronx, New York Between Washington and Park Avenues

最寄駅:174-175 st Station (地下鉄B線、D線)

ホームページ: http://chelseacraftbrewing.com/

※Part 2になります。Part1を読んでない人は是非Part1から読んでね!

各SNSではここで紹介しきれなかった写真もいっぱいアップしてますので是非チェックしてみて下さい!

 

cowboycraft facebook     cowboycraft twitter    cowboycraft instagram

ブルワリー訪問ブログ in ニューヨーク

『ゴールデンエール5%(Checker Cab Blonde Ale)だ。EASY DRINKING BEERだろ?アメリカのスタンダートエールはだいたい5%だ。飲みやすいだろ。そうだ、いい物を見せてやる。この自慢のタップハンドルを見てくれよ!』

 


Makabe Akira 

『めっちゃニューヨークカラーですね!』

 

 

ブルワリー訪問ブログ in ニューヨーク

『サミュエルアダムスみたいな大手のタップハンドルの隣だったとしてもこの色はめっちゃ目立つんだぜ?日本でもこんなハンドルはあんのか?』

 

 

Makabe Akira 

『あんまり見ないですね。日本ではタップの銘柄がころころ変わるのでなかなかメーカーのタップハンドルは見ないです!』

 

ブルワリー訪問ブログ in ニューヨークブルワリー訪問ブログ in ニューヨーク

『なるほどな。次はこれを飲んでみろ、サンセットレッドエール5.4%だ。とても綺麗な赤色だろ。キャラメリーゼしたモルトを使っている。ベストアメリカンアンバー賞を受賞した作品だ。』

 

 Makabe Akira 

『すっごいモルティーですね!香りも味もはっきりわかります。』

 

 

ブルワリー訪問ブログ in ニューヨーク 

『そうだろ!最近はホッピーに偏りがちでボディーがないテイストの風潮が広まっているが、このビールは違う!モルトがグラスにくっつきそうなくらいモルティーだろ?』

 

 

Makabe Akira

『(その表現面白い)そうですね!とってもしっかりしている印象です。ホッピーと言えば、PatさんはなんでIPAが人気なんだと思いますか?』

 

 

ブルワリー訪問ブログ in ニューヨーク 

『ノーザンパシフィックコースト(オレゴン州、ワシントン州あたり)は世界的に見ても有数のホップの名産地だ。そこのホップは香り、苦味が共に強い。当然そのホップを使ったビールは香も強く、当然苦味もつ強くなる。90年代半ばはアンバーエール、ペールエールが主流だったんだが、ちょうどその頃から若者がさらなるホッピーテイストを求め始め、大量に入れるようになったんだ。結果味が台無しになることも少なくない。だから俺たちはそれぞれのビールのスタイルの伝統にしっかり基づいた醸造をいつも心掛けているのさ。』

 

 

Makabe Akira 

『まさに、匠!』

 

 

ブルワリー訪問ブログ in ニューヨーク

『次はこのアメリカンIPAを飲んでみろ。ホップエンジェルIPA6.5%だ。俺のIPAはまず口に入れた時にモルティーさがあり、その後にしっかりホップの味がじわじわと出てくる。』

 


ブルワリー訪問ブログ in ニューヨーク

Makabe Akira

『本当ですね!最初から最後までホッピーで終わっちゃう感じではなく、ちゃんとモルティーさも感じられます。ボディもしっかりしています!』

 

 


ブルワリー訪問ブログ in ニューヨーク

『ははっ!ありがとよ!ここではホップは丸ごと使う。西海岸では有名だがホップジャケットという器具を使っているんだ。まぁ紅茶のティパックのホップバージョンみたいなもんだ。製造の最後の段階でビールがまだ熱いうちにぶち込むのさ。』

 

 

Makabe Akira なるほど。。。。!!すみません!いつも間にかこんなに頂いてしまって、、、。必ず飲み切るので笑』

 

 

ブルワリー訪問ブログ in ニューヨーク 

『はは!まぁ無理すんなよ。笑』

 

 


Makabe Akira

『でも本当に全部おいしいですね!もっとたくさんビールの味を表現する英語を知ってたらいいのですが^^;こだわりが感じられます。』



ブルワリー訪問ブログ in ニューヨーク

ブルワリー訪問ブログ in ニューヨーク

『俺たちの一番大切にしていることの1つは“スタイルにどこまでも従順であること”だ。決してぶらせない軸を必ず持っている。第二次大戦中には生鮮の材料っていうのはものすごく入手が難しかったんだ。そしてビール造りに米を使い始める。これがライトなビールが生まれ始めたきっかけだ。禁酒法の前は生鮮な材料を使っていた。特にニューヨークではな。何てったってニューヨークだけで160のブルワリーがあったんだぜ?地域との結びつきだって今よりよっぽど強固な物だった。』

 



Makabe Akira

 『なるほど。だからこんだけ飲んでも1つ1つの味をはっきりと覚えていられるわけですね。ライトビールの歴史背景も初めて知りました!Patさんとクラフトビールの出会いは何だったんですか?』

 

 

ブルワリー訪問ブログ in ニューヨーク 

『1980年代後半にブルワリーに行った時にすごい興奮したのを覚えている。バイオケミストリーの学位を持っていたからな!そこからどんどんのめり込んでいったよ!はははっ!』

 

 

Makabe Akira 

『最後に日本のクラフトビールについてはぶっちゃけどう思いますか?』

 

 

 

ブルワリー訪問ブログ in ニューヨーク 

『まず日本食は大好きだぜ!日本のビールへの印象は正直アメリカの大手の味を彷彿させるものが多いな。どうしてもラガーで似ているからな。俺はエールタイプの方がやはりどうしても個人的に好きだからな。もちろんラガーが嫌いってわけじゃない。暑い日には軽くて冷たいラガーののどごしは俺も大好きだ!』

 


Makabe Akira

『(何か気を遣わせてしまったような)なるほど!ありがとうございます!』

 

ブルワリー訪問ブログ in ニューヨーク

まとめ

4,000以上のブルワリーがひしめき合うアメリカ。様々な形で新しいビールが日々生まれる環境だからこそ、伝統的なビールのスタイルに従順に醸造する。極寒のニューヨークの中で燃え滾る職人魂に触れた気がしました。ニューヨークにお越しの際は是非足を運んで見て下さい!

 

タップルーム営業時間(2016年3月7日現在)

水-木: 12:00~20:00

金-土: 12:00~22:00

日: 12:00~20:00

 

その他アメリカのクラフトビールに関するブログも是非読んでみて下さい!

SHARKINATOR WHITE IPA 徹底レポート!

ACME CALIFORNIA IPA 徹底レポート!

DRAKE'S IPA 徹底レポート!

ブルワリー訪問ブログ Vol.1 in ニューヨーク:Chelsea Craft Brewing

Chelsea Craft Brewing Company

ブルワリー訪問ブログ in ニューヨークVol.1:

Chelsea Craft Brewing Company

住 所   :463 East 173rd Street, Bronx, New York Between Washington and Park Avenues

最寄駅   :174-175 st Station (地下鉄B線、D線)

ホームページ: http://chelseacraftbrewing.com/
日本には西海岸のクラフトビールは多く進出していますが東海岸のクラフトビールって実はあんまり出ていません。というわけで仕入れ交渉を兼ね、4日間でニューヨークのマイクロブルワリーを周れるだけ周り、東海岸のクラフトビールを堪能してまいりました!各SNSではここで紹介しきれなかった写真もいっぱいアップしてますので是非チェックしてみて下さい!


cowboycraft facebook     cowboycraft twitter    cowboycraft instagram
174-175 st Station から歩くこと約10分、落書きのレベルを遥かに超えた、もはや壁画の近くにChelsea Craft Brewing Companyはあります。(これもしかして描いてあるのブルーマン?↓)

Chelsea Craft Brewing Company


そして、外観はこんな感じです。まるで横浜の赤レンガ倉庫を彷彿させます。建物の大きさからみると入口はかなりチョコンとしています。「これ裏口だろ」って思わず突っ込みたくなります。かなり見落としがちですがこのブログの写真があれば大丈夫です


Chelsea Craft Brewing Company

さっそく中に入るとかなり開放的な空間。そしてホップのいい香り。長旅の疲れが報われた瞬間です。タップルームのバーカウンターとその後ろにそびえ立つ設備が目に飛び込んできます。黄色で統一したニューヨークのタクシーカラー。率直に言ってかなりいかしたタップルームです。


 


Chelsea Craft Brewing Company

Director of Brewery OperationPat Greeneさんがお出迎え。


さっそくお話を聞かせて頂きました!


眞壁 暁

『お忙しい中お時間頂きありがとうございます!今日はよろしくお願いします!』



Pat Greene  

『よく来たな!まぁ座ってくれ。遥々ご苦労!まずは少し俺たちの歴史について話そうか。まず1991年に小さなブルーパブを開いたのさ。1995年にプロダクションブルワリーをマンハッタンのチェルシーにオープンさせた。自分達で配達から何から何までやって、忙しくしていたさ。まぁ、そこでニューヨークでの俺たちのブランドが確立したってっわけよ。』


(さらっと言うPatさん。しかし、想像を絶する苦労がそこにはあったに違いない。)



Pat Greene


『ニューヨーク市内だけでも400ケグ販売するまで上り詰めた。そこからマンハッタンの家賃がめちゃめちゃ高くなってちまったんだ。拠点をチェルシーからここブロンクスに移したわけだが、この広さなら今後20年で更なる多角化に向けて色々なことにチャレンジできる。ドラフトビールだけでなく缶の販売も近々着手予定だ。』


眞壁 暁

『確かに入口のドアからは想像もつかないくらいの大きさですもんね!ちなみに今は供給面などはどうしてるんですか?』




Pat Greene

『ニューヨーク近郊はユニオンビールを使っている。ユニオンビールはおそらくクラフトビールのディストリビューションではここらへんでは最大かな。はははっ!設備もとりあえず見せてやるよ!』




眞壁 暁

『うわぁ!ありがとうございます!』


 


Pat Greene

『この真新しい設備はクーリングもヒーティングの両システムももちろん搭載されている。1回で24,000パウンド、120ケグ分の生産が可能だ』




眞壁 暁

『ふむふむ。ところで他の国に輸出とかしたことあるんですか?』



Pat Greene

『まだないな!俺のパートナーみたいなやつが韓国にいるんだがお前のことを話したら是非協力したいって言ってたぜ!海外展開にも向けても缶製品は早く発売してぇな!』



 


眞壁 暁

『それは心強いですね!・・・にしてもすごい大きい設備です、、、。』




Pat Greene

『今はニューヨーク市内、マンハッタン区、ブルックリン区、クイーンズ区、ブロンクス区、スタテンアイランド区、ロングアイランド、ウエストチェスター、ニューヨーク北部に卸している。今後、新たに12機のファーメンターも増設する予定だからキャパはまだまだ広がるぜ』



眞壁 暁

『さらに大きくなるんですね!』



Pat Greene

『大きくなったってこだわりはそのままさ!バーレイ&ウィートしか使わない。コーンとライスは使わないのさ。バドワイザーは原料にライスがメインで使われている。日本人はお米好きで有名なのは知ってるが、ことビールに関してはライスが一番の材料とは俺は思わないのさ。まぁこっちに来て俺のビールを飲んでみろ。』



眞壁 暁

『え、いいんですか?!ありがとうございます!』

次回ブログにて、Part2:テイスティングよりお届けします!



クラフトビールブログ その他アメリカのクラフトビールに関するブログも是非読んでみて下さい!

SHARKINATOR WHITE IPA 徹底レポート!

ACME CALIFORNIA IPA 徹底レポート!

DRAKE'S IPA 徹底レポート!