ACME CARIFORNIA IPA
ABV:6.9% (Alcohol By Volume/アルコール度数)
IBU:55(IBU:International Bitterness Units)は、国際苦味単位のことで、1~100で表記
保存適温度: ℃(華氏 ℉)
製造元:North Coast Brewing Co.カリフォルニア州
アメリカの大クラフトビール時代の火付け役といっても過言ではないこのノースコーストブルーイング。その歴史はカリフォルニアのフォートブラッグ市にあるブルーパブから始まりました。ちなみにフォートブラッグ市は岩手県の大槌町と姉妹都市関係なのですが、
その姉妹都市になるに至ったきっかけが何とも深いいお話です。
“幼い頃に漁船の事故で父を亡くした大槌町のある男性。彼は子どもの頃よく崖の上に座って海を眺め、父親の姿を探したものでした。大人になってからは、海の向こうには何があるのだろうと思い巡らすようになり、地図上に太平洋を横切る線を引いてみました。すると大槌町と全く同じ緯度にフォートブラッグという町があることが分かりました。2001年、彼はフォートブラッグ市長に連絡を取り、大槌町に招待しました。その後、相互交流が始まり、2005年にフォートブラッグ市と大槌町は正式に姉妹都市となりました。”
クラフトビール関係ないけど、いい話ですね。
話は戻り、ノースコーストブルーイングは1人の男によりメキメキと頭角を現していく。
Mark Ruedrich
・・・マークさん。苗字はこれ、なんて読むんだ。笑とにかくそのマークさん、70年代にイギリスでエールビールの販売促進運動を目撃し、稲妻に打たれます。イギリスの醸造文化はマークさんの心を鷲掴みにし、どんどんのめり込んでいったマークさんは1988年にノースコーストブルーイングをオープンさせました!今ではなんと国内外のコンペティションを合わせて70以上の賞を獲得するという活躍っぷり。
だいぶハードルが上がったところで、ACME California IPAのレビューにうつります!
ラベルの見た目:
一目見たら忘れられないかなり印象的なラベル。右手にビール、左手にロープを握りしめ、満面の笑みを浮かべる女性が背景の赤にやたら映える。何故か全身金色。かなりHIGHな表情ではあるがなぜか幸せな気持ちになってくる。
キャップ:
特徴的な「A」のロゴが全体にごり押しされているデザイン見た目の色:
銅色飲んだ感想:
一口飲んだ瞬間にきりりとした柑橘系の苦味が口の中に広がる。口当たりは滑らかだがそのまま苦味が最後までかすかに残る特徴的なIPA。6.9%と決して弱いアルコール度数ではないのだが香り高いアロマの助けか、かなり飲みやすくジューシーな味わい。強烈なラベルとは裏腹にバランスがとれたおいしいビール。写真:http://www.californiacraftbeer.com/summit-participant/mark-ruedrich/